
誰もが一度は夢を見るマイホーム!「こんな間取りがいい」、「こんな風に使える家にしたい」など理想はそれぞれあります。その中でも「広々とした空間がほしい」と考える方は多いのではないでしょうか。
注文住宅を建築された人の中では、建物の面積を広く設けたのに、空間が狭いと失敗した方が多くいます。
そこで今回、広々とした空間がほしい方向けにテクニックと注意点を紹介!
人生の中で大きな買いものとされるマイホームは、誰もが失敗したくありません。
ぜひ、注文住宅で建てようとしている方や新築戸建て物件を購入検討している方はこの記事を参考にして見てください。
理想の広さとは違うのはなぜ起こる?

想像していた広さとのイメージの相違が起きやすい理由は2つ挙げられます。
- どの部屋を広くしたいのか明確にしていない。
- 図面上の帖数や㎡数で広いと思い込んでいる。
これらは、注文住宅を建てる際、失敗する人の考え方と言えます。
とはいえ初めての家づくりする場合、図面から実際のマイホームが想像するのは不可能に近いでしょう。
そのため、依頼する住宅会社の担当者との打ち合わせでアドバイスを受けることや多くの一戸建て物件を見ることが重要となります。
どの部屋を広くしたいのか明確にしていない。
家づくりする際に、理想の形に近づけるようとあれもしたい、これもしてほしいという人が多くいます。
しかし、予算の関係もあるため一番重視とする条件を絞り込む必要性があります。
条件を順位付けして、その条件ひとつずつ中身を考えていきましょう。
ただし条件ひとつずつ中身を考える際にもリクエストがいろいろと溢れてきます。そのため優先順位を決めなければなりません。失敗する人の傾向として条件出しからの優先順位が定まっていないことが挙げられます。
結果、広く見せたい空間を確保できず、全体的に中途半端な部屋の広さになってしまいます。
図面上の帖数や平米数で広いと思い込んでいる。
初めての家づくりする人は、平面図を見て、こんな家が建つと想像できる人は少ないと思われます。
図面に記載されている部屋の帖数や平米数を見ると広く感じると思われる方は多くいます。
しかし、広く設けたからといって、実際に建てた家が狭い空間と感じられることも十分あります。
そこで条件を明確にすることや図面上の面積に加え広々とした空間ができるテクニックを5つお伝えします。
理想の広さを実現するための5つのテクニックとは?

理想の広さを手に入れるための考え方テクニックは5つあります。
- パブリックスペースとプライベートスペースを分ける。
- パブリックスペースを優先的に考える。
- 家電や家具の配置を図面に書き入れる。
- 目線の距離が長くなるように配置する。
- ソファの後ろに動線が必要か。
これらを考えることで理想の広さを手に入れられる可能性が高まります。
パブリックスペースとプライベートスペースを分ける。
パブリックスペースとは、リビングルームやファミリースペースなど家族団らんができる部屋のことを言います。
いっぽう、プライベートスペースとは、寝室や子ども部屋、書斎といった部屋のことを表しています。
家づくりの間取りの配置を考える際、パブリックスペースとプライベートスペースの2つに分類して決めることがポイントとなります。
理由は、プライベートスペースは使われている人が限られているスペースのため使う人のことを考えてレイアウトすればいいですが、パブリックスペースは家族全員のライフスタイルや動線、将来の家族構成を考えレイアウトしなければならないからです。
2つに分けて考えることで広くしたい空間が明確になります。その中から重視するポイントを優先順位付けすれば成功した家づくりに近づけます。
家族が集まるパブリックスペースを優先的に考える
家づくりの条件の中で優先するものが決められない人も多くいるでしょう。
そんなときは、家族団らんを過ごすリビングルームやファミリースペースを優先的に広く設けることがおすすめです。
理由は、パブリックスペースは、家族だけでなく、親戚やお友達、来客の方など多くの人が利用する空間だからです。このスペースが十分に確保されていない場合、家族で過ごすと狭く感じてしまうケースがあります。
また、テレビやソファーなどの家具を配置することで圧迫感を感じてしまう可能性も考えられるでしょう。
パブリックスペースを優先的に考えることで、家族が集まっても狭いと感じず開放感あるスペースの実現ができます。
家電や家具の配置を図面に書き入れる。
多くの方が図面に家電や家具の配置を書き入れることをしていないと思われます。
家づくりのポイントとして図面に冷蔵庫やテレビなどの家電や家具を書き入れることで、どれくらいのスペースが必要なのか、足りないのかを把握できます。
また、部屋のレイアウトによっても空間の広さは異なるため、バランスも重要となります。
ただし、予算や建築上の兼ね合いにより広さを確保できないケースも考えられます。
その場合は、テレビを壁掛けにしたり、削れるところがないか担当者と考えましょう。
また、経験豊富の担当者のアドバイスを受けることが、失敗しない家づくりに繋がります。
目線の距離が長くなるように配置する。
家電や家具の配置で大切なことは、目線の距離が長く確保できることです。
たとえば長方形のスペースの場合、長辺に平行に家具や家電を配置することで部屋は広く見えます。
正方形の場合は、向きを決め、決めた壁に対して並行に配置することで部屋を広く見せられます。
いっぽう、向きが定まっていないと一直線の動線ができないため狭い空間と感じていまします。
そのため部屋の長辺に直角になるよう配置して動線を確保しましょう。
ソファの後ろに動線が必要か。
配置する家電や家具では、どのような生活スタイルで利用するかによって動線の確保が必要となります。
その中でもソファーの後ろに動線が必要かどうかで配置するレイアウトは異なります。
間取りによってソファーの後ろに小上がり和室やダイニングなどを設けている可能性が考えられます。
また、リビングに大きな窓が設けられている場合、洗濯ものを干しに窓を開け閉めする可能性もあります。
その場合、ソファーの後ろに動線を確保する必要性があるため再度レイアウトを考え、ベストな間取り、家電や家具の配置を検討しましょう。
まとめ
理想の広さが手に入らない考え方とイメージの相違を避けるための5つのテクニックを紹介しました。
ぜひ、注文住宅を検討中の方で広い空間を作りたいと考えている方や失敗しない家づくりをしたい方は参考にしてみてください。
- 建坪や帖数が広いからといって、広い部屋とは限らない。
- 間取りを検討する際は、家電や家具の配置を想像しておく。
- 目線の距離を長くできるように家具の配置を決める。
ぜひ理想の家づくりをして夢のマイホームを手に入れてください。