
夢のマイホームを購入する際、多くの人が住宅ローンを利用します。
住宅ローンにはさまざまな金融機関がり、金利や保証内容が異なり悩む人も多いでしょう。
「借りる金融機関はどこがいいのか」
「変動金利か固定金利どちらがいいのか」
「諸費用や手数料はいくらでローンに含まれるのか」
などいろいろな悩みが出てきます。
その中でも気になる住宅ローンの種類と借入期間を紹介!
住宅ローンは最長で借りるのが最適?

住宅ローンは、申込む人の年齢によって何年組めるかが異なります。
また、コロナなどの影響やリーマンショックなどいつ何が起こりうるかわからないことから多くの人は最長で組むでしょう。
では、最長といってもどれくらいの期間なのでしょうか。
代表的な住宅ローンを参考にしてみましょう。
種別 | 借入先 | 説明 |
民 間 ローン |
銀行、JA、生命保険会社などの金融機関 | 融資条件が違う様々な商品がある。 |
フラット35 | 住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、全期間固定金利の住宅ローン。 | |
公 的 ロ ーン | 財形住宅融資 | 財形住宅融資を導入している企業などに勤務していて、それを利用している人が対象。財形貯蓄を1年以上継続且つ、貯蓄残高が50万円以上であることが融資可能条件 |
自治体融資 | 自治体が行う住宅用融資。融資条件などは各自治体によって様々 |
一般的に知られている住宅ローンは、民間のローンやフラット35の最長35年で返済するものです。
しかしあらゆる条件をクリアすることで住宅支援機構が提供する50年の融資も存在します。
また、金融機関やローンを組む人の貯蓄状況や収入によって、完済年齢に制限がかかる場合があります。
なぜ最長で借りるのか

住宅ローンを最長で借りる理由として、生命保険代わりになることが挙げられます。
ローンを契約する際、保険加入が必須条件になっている金融機関や自治体が多くあります。
団体信用生命保険といって、万が一、返済者が亡くなったり、高度障害などになったりした場合、返済が出来なくなるのを防ぐものです。
団信加入は民間ローンは加入必須ですが、フラット35は、任意加入になります。
自分に何かあってもローン返済に困らないように入っておくといいでしょう。
もちろん住宅ローンを組んだ年数のみの保険ですので、借入期間が短ければその年数分になってしまいます。
よって借りる期間を最長にするのがおすすめです。
ただし団信は、住宅ローンの返済がなくなるだけで家族への死亡保険金は含まれていないため、自分で生命保険には加入しとくといいでしょう。
返済期間のメリット・デメリットとは?

住宅ローンは計画的に借りなければ、マイホーム購入後に手放さない場合も出てきます。
そのため借りる際のライフスタイルだけでなく借りた後の返済も含め考えなければなりません。
先述では、団信のメリットをお伝えしましたが、最長だけメリットがあるわけではないのです。
ローン返済を短くした場合でもメリットはあります。
短い返済期間にした場合
メリット
・老後までローン支払いをしなくていいため、老後の生活が豊かになる
・リフォームでローンを組みやすくなる
デメリット
・毎月の支出が高くなる
・団信の期間が短い
このようにデメリットだけでなく、メリットもあります。
ただし、毎月の返済額が上がるため、家計が厳しくなる場合は、リスクが高いため注意しましょう。
最長の返済期間にした場合
メリット
・35年間の団信がついている
・月々の返済額が短い返済期間と比べて安い
デメリット
・住宅ローン返済中にリフォームしたい場合、少額しか組めない場合がある。
・65歳まで仕事が続けられなかった場合、返済ができない可能性がある。
このように毎月の収入が安定して65歳まで受け取れる保証はありません。
そのため、給与保証保険に入ったり、返済計画を入念に建てることが重要です。
まとめ
住宅ローンは一般的に最長35年借入期間のものが多くありました。
しかしローン契約年齢や勤務先によっては、35年より短くなり場合もあります。
これから先なにが起こり得るかわからない将来のため、入念な返済計画を建て、夢のマイホームを購入するといいでしょう。